その昔、一年を二十四節気。
さらに3つに分けた七十二候として移りゆく季節を表しました。
年中行事は、その変化に富んだ四季の中で育まれ、培われた日本の文化です。
目次
年中行事:三月(弥生・やよい)
雛祭り(ひなまつり)
3月初めの巳(み)の日を上巳(じょうし)といい現在では雛人形を飾り、桃の花やよもぎ餅をお供えして女の子の成長をお祝いする「雛祭り」の行事です。もともと古くから3月上旬には禊によって罪や穢を祓う習慣があり、そのときに祓えの道具として用いられた人形(人の形に似せて細工したひとがたー木や紙など)がひな人形の起源と言われています。流し雛の行事などは人形に寄せた罪穢を川に流して祓ったことの名残りと言われています。
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春分の日(しゅんぶんのひ)
昼と夜の時間が同じになる日を、春は「春分の日」と呼んでいます。(昼と夜の時間が同じになる時間は年2回あり、もう1回は「秋分の日」です)この「春分の日」を中日とした7日間を「彼岸」として家々では祖先の御霊をお祭りし、お墓参りをします。宮中では、歴代天皇の御霊を祀る行事、春季皇霊祭が行われています。