四月(卯月・うつき)四季と季節の行事。

その昔、一年を二十四節気。
さらに3つに分けた七十二候として移りゆく季節を表しました。
季節の行事は、その変化に富んだ四季の中で育まれ、培われた日本の文化です。

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季節の行事:四月(卯月・うつき)

卯月とは、旧暦の月名で4月のことを言います。
その由来は諸説ありこの時期は、田植えなどが始まることから万物が生ずる循環が始まりを意味する「初(う)ぶ」「産(う)む」の「う」から卯月と言われるようになりました。

お花見(おはなみ)

お花見は豊作祈願の行事として、農民の間でも行なわれていました。桜は、春になって山からおりてきた田の神様が宿る木とされていたため、桜の咲き方でその年の収穫を占ったり、桜の開花期に種もみをまく準備をしたりしていました。
「サクラ」の語源には諸説ありますが、一説によると「サクラ」の「サ」は田の神様のことを表し、「クラ」は神様の座る場所という意味があり、「サクラ」は田の神様が山から里に降りてくるときに、いったん留まる依代(よりしろ)を表すとされています。また、桜の花が稲の花に見立てられ、その年の収穫を占うことに使われたりしていたため、「サクラ」の代表として桜の木が当てられるようになったという説もあります。豊作を願って、桜のもとで田の神様を迎え、料理や酒でもてなし、人も一緒にいただくことが本来のお花見の由来だそうです。

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十三参り(じゅうさんまいり)

「十三参り」あるいは「十三詣り」は、旧暦の3月13日前後 (新暦の3月13日から5月13日)に、数えで13歳になった男女が虚空蔵菩薩(こくうぞうぼさつ)にお参りし、福徳・知恵を授かります。虚空蔵菩薩は、地の神・地蔵菩薩に対する天の神であり、知恵を司るとされています。縁日である13日にちなんで、13歳の子供がお参りに行き、13品のお菓子を頂きます。せっかく授かった智恵を虚空蔵菩薩に返してしまわないよう、お参り後には後ろを振り向いてはいけない、という言い伝えがあります。 十三参りは七五三ほど一般的ではありませんが、関西では子供の成長を願うために欠かせない行事であり、十三参りのお寺として知られている京都・嵯峨の法輪寺ほか、各地で虚空蔵十三参りが行われます。

お香の日

4月18日は「お香の日」。日本書紀によると、推古天皇の時代の595年の4月に「沈水、淡路島に漂着」と記されており、淡路島に大きな香木が漂着しました。「沈水」というのは、今でいう「沈香(じんこう)」のことで代表的な香木のひとつです。長さ2メートルを超えるこの香木が淡路島に流れついたとき、島民はただの流木だと思いこの木を燃やしたところ、なんとも芳しい香りが広がったため、あわてて火の中からひきあげて、この木を朝廷に献上したのだそうです。
そして、その木片をみた聖徳太子は、この木が沈香だということがわかり、それを用いて観音像をつくったといわれており、今もこの香木は淡路島の枯木神社にご神体として祀られているそうです。この香木伝来の四月と、「香」の漢字を分解した「一十八日」から、四月十八日を「お香の日」と定められました。

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昭和の日(しょうわのひ)

昭和天皇がお生まれになられた日で、昭和の御代には「天皇誕生日」という陛下の御誕生をお祝いする国民の祝日でした。年号が平成に改まった後、自然をこよなく愛された昭和天皇の御遺徳を偲ぶために、「天皇誕生日」から「みどりの日」と変更されました。しかし、本来の趣旨が伝わりにくいという多くの国民の要望を受けて、平成17年に国会で「国民の祝日に関する法律」(祝日法)が改正、平成19年より「昭和の日」と改められました。

四月(卯月・うつき)と二十四節気と七十二侯

春分(3月20日頃〜4月3日頃)

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清明(4月4日頃〜4月19日頃)

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穀雨(4月20日頃〜5月4日頃)

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