五月(皐月・さつき)四季と年中行事。

  • 2019年4月27日
  • 2019年4月30日
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その昔、一年を二十四節気。
さらに3つに分けた七十二候として移りゆく季節を表しました。
年中行事は、その変化に富んだ四季の中で育まれ、培われた日本の文化です。

年中行事:五月 (皐月・さつき)

八十八夜(はちじゅうはちや)

八十八夜は、立春から数えて88日目をいいます。(5月2日頃)”八十八”という字を組み合わせると「米」という字になることから、この日は農業に従事する人にとっては特別重要な日とされてきました。東北や山間村落では豊作を願うため、様々な占いを行います。現在でも禁忌が守られているところもあるようです。また、昔から「夏も近づく八十八夜」や「八十八夜の別れ霜」などと言われ、八十八夜は霜のなくなる安定した気候の訪れる時期です。春から夏へ移る境目の日として重要視されてきました。古くから八十八夜に摘んだお茶の葉は極上とされ、八十八と末広がりで縁起の良いこの日にお茶を飲むと、寿命が延びるといわれてきました。

こどもの日(こどものひ)

5月5日のこどもの日は、端午の節句ともいわれ、平安時代に中国から日本に伝わり、しだいに民間に広がってゆきました。我が国では5月は田植えを控えた時期であり、従事する早乙女たちが心身を清めるため家の中にこもり、田の神さまをお迎えする「さつき忌み」が行われており、我が国古来のさつき忌みと中国伝来の端午の節句がしだいに習合していったと考えられています。
端午の節句には菖蒲やヨモギを軒に吊るしたり、柏餅やちまきを食べたりしましたが、武家社会では、菖蒲(しょうぶ)が尚武(武士道を重んじること)と同音なので、雛祭りに対比して男の子の祭りと考えられるようになり、江戸時代以降男子のいる家庭では、鯉のぼりをたて、甲冑、刀、武者人形を飾って、子供の成長を祝う行事となっていきました。明治時代になると一般の家庭でも武家と同じようにお祝いされるようになりました。
また、この日に菖蒲湯に入るのは、菖蒲が昔から薬草であり、邪気を祓い火災を除く力があると信じられていたことによります。

葵祭(あおいまつり)

葵祭(あおいまつり)は、京都の上賀茂神社・下鴨神社の例祭で、毎年5月15日に行われます。春日祭、石清水祭とともに三大勅祭(ちょくさい:天皇の命令によって営まれる祭)に数えられ、京都三大祭(葵祭・祇園祭・時代祭)の中でも最も歴史が古く、平安時代には「祭」といえば葵祭を指すほど隆盛を極めました。
葵祭は、欽明天皇の時代・西暦567年、風水害による不作に対し朝廷が豊穣を祈願したのが始まりとされます。風水害は賀茂の神々の祟(たた)りであるとの占いから、皇子を勅使に立て、馬に鈴を付けて走らせ、賀茂神をあつく祭ると風雨がおさまり五穀は豊かに実り、国は安泰になったと伝えられています。嵯峨天皇の時代に皇女を祭りに奉仕させて以来、斎王が祭りの主宰となり、国家的な祭りとなりました。

五月 (皐月・さつき)と二十四節気と七十二侯

穀雨(4月20日頃〜5月4日頃)

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立夏(5月5日頃〜5月20日頃)

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目次 1 立夏(りっか)の時期はいつ?2 立夏とは?3 七十二侯3.1 第十九侯:蛙始鳴(かわずはじめてなく)3.2 第…

立小満(5月21日頃〜6月4日頃)

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目次 1 小満(しょうまん)の時期はいつ?2 小満とは?3 七十二侯3.1 第二十二侯:蚕起食桑(かいこおきてくわをはむ…

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