初夏*立夏(二十四節気と七十二侯)

  • 2019年4月29日
  • 2019年5月22日
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立夏(りっか)の時期はいつ?

だいたい5月5日頃が立夏にあたります。

立夏とは?

夏の始まりの時期で春分と夏至の中間にあたります。新緑の季節で、九州では麦が穂を出し、北海道では馬鈴薯や豆の種まきが始まります。 蛙が鳴き出すのもこの頃からです。

七十二侯

二十四節気(にじゅうしせっき)は半月毎の季節の変化を示していますが、これをさらに約5日おきに分けて、気象の動きや動植物の変化を知らせるのが七十二候(しちじゅうにこう)です。二十四節気と同じく古代中国で作られました。二十四節気が古代のものがそのまま使われているのに対し、七十二候は何度も変更されてきました。

第十九侯:蛙始鳴(かわずはじめてなく)

時期:5月5日〜9日頃
蛙が鳴き始める頃。朝夕の肌寒さも和らぎ、夏に向けて生き物が活発に水田の中をスイスイ泳ぎ、活発に活動を始めます。「かわず」は蛙の歌語・雅語。

第二十侯:蚯蚓出(みみずいずる)

時期:5月10日〜14日頃
冬眠していたみみずが地上に出てくる頃。一般的には3月上旬の「啓蟄(けいちつ)の候」が冬眠していた動物たちが動き出す頃と言われていますが、畑土をほぐしてくれるみみずは、動き始めるのが少し遅めです。

第二十一侯:竹笋生(たけのこしょうず)

時期:5月15日〜20日頃
たけのこが出てくる頃。たけのこは成長が早く、一晩でひと節伸びると言われています。たけのこというと3・4月というイメージがありますが、たけのこにも何種類か種類があり、私達がたけのこと呼んでいるのは孟宗竹というものが多いです。ここにでてくる「たけのこ」は、真竹のような6月まで収穫できるものをさしているのではないでしょうか。

おすすめの立夏の過ごし方と行事

端午の節句と葛湯

端午の節句は別名「菖蒲(尚武)の節句」とも呼ばれています。もちろん、菖蒲湯に入る

五月五日は菖蒲湯に入ろう

菖蒲湯は日本では奈良時代から普及したと言われています。病や邪気を払う薬草と考えられていて、中国ではもっと古くから使われていました。

端午の節句の五月五日はもともとは、旧暦で春から夏へと変わる時期なので、体調を崩しやすいため、病を封じる菖蒲酒、菖蒲湯などを使ったりしたということです。日本には古来から「五月忌み」と言って菖蒲の葉や蓬を軒に挿し、邪気を祓う風習があり、菖蒲には厄災の力があると考えられてきました。宮中では前日に菖蒲を枕にして当日はそれを解いて菖蒲湯にする風習がありました。

その後、時代が武家社会へと変わっていくと「菖蒲(ショウブ)」は「勝負」や、武道・武勇を重んじるという意味の「尚武」に通じることや、葉の形が刀に似ていることから、武を尊ぶ節句へと変化していきました。江戸時代に端午の節句が五節句として正式に制定されると、その風習は庶民へと一気に広がりを見せました。このため、端午の節句は別名「菖蒲(尚武)の節句」とも呼ばれています。もちろん、菖蒲湯に入るという風習はこの時代も続いています。
この、「端午の節句に菖蒲湯に入る」「男児が生まれた年の五月五日はのぼりを立てて祝う」という風習が庶民にも広がり、今の五月五日として定着したそうです。
菖蒲に多く入っている成分は、アザロンとオイゲノールで、これらが菖蒲独特の香りの素となっています。さらに、この成分は血行促進や疲労回復の効果も併せ持っています。漢方では、この根茎部分を天日干ししたものを「菖蒲根(しょうぶこん」と言い、鎮痛・血行促進の働きがあります。それ以外にも、腰痛、神経痛、冷え性、筋肉痛、リュウマチ、肩こりなどに良いと言われています。

菖蒲湯の作り方
1.菖蒲を10本程度に束ねる
2.空の浴槽に1の菖蒲を入れる
3.少し高めの42~43℃くらいのお湯を入れる

この時期の花

日本人は古くから季節の移り変わりを愛でました。日々の暮らしの中に花を取り入れて、季節の移り変わりを感じてみませんか。ここではこの時期の花をご紹介します。

芍薬
花言葉は「恥じらい、はにかみ、内気など」。「立てば芍薬座れば牡丹歩く姿は百合の花」は女性の魅力が輝く所作において「美しさ」を感じた時に使われています。
 
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