年中行事・節句~日本の行事・暦

私たち日本人の暮らしには、様々な年中行事で彩られています。

古き良き時代から伝えられてきた年中行事や暦は、毎日を「やさしく」「ゆったりと」すごす豊かさに満ちています。お正月、節分、お花見、桃の節句や端午の節句、お盆、お月見…、いずれも四季折々の移ろいを感じながら、行事を通じて日本人の心が養われるものばかりです。

こうした日を「ハレ」(非日常)と呼び、日常のことを「ケ」と言います。日本人は古来、「ハレ」の日と「ケ」の日を厳密に分けていました。「ケ」の日は普段どおりの日常生活を過ごしますが、それが続くと次第に生きるエネルギーが枯渇してきます。それが「ケ枯れ」(汚れ)と言われています。「ケ枯れ」を回復するために、人々は「ハレの日」の祭事を行い、日常を抜け出して晴れ着を着たり、神聖な食べ物を食べたりしながら過ごすことで心身に潤いを与えて「ケ枯れ」を防いでいたと言われています。

また、ひとつひとつの行事には深い意味が込められています。毎年同じ時に同じような経験を重ね、他の人と共有できる体験をして、自分をとりまく様々な物事に気づくことで、心豊かに過ごせるはず。暮らしを彩る年中行事は、人生を彩る行事でもあるのです。

暦を眺めていると、日々をおくる普通の生活にも彩り豊かな日本の暮らしが見えてきます。ここでは、年中行事の意味・由来をご紹介します。

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年中行事

一月(睦月・むつき)


二月(如月・きさらぎ)


三月(弥生・やよい)


四月(卯月・うつき)


五月 (皐月・さつき)


六月(水無月・みなつき)


七月(文月・ふみつき)


八月(葉月・はつき)


九月(長月・ながつき)


十月(神無月・かんなつき)


十一月(霜月・しもつき)


十二月(師走・しわす)