晩春*清明(二十四節気と七十二侯)

  • 2019年4月4日
  • 2019年4月9日
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清明(せいめい)の時期はいつ?

だいたい4月4日頃が清明にあたります。

清明とは?

春先の清らかで生き生きとした様子を表した「清浄明潔」という語を略したもの。
万物が若返り、清々しく明るく美しい季節です。この頃は桜の花が咲きほこり、お花見のシーズンでもあります。南の地方ではつばめが渡って来る頃。雨が多い時季で、暖かくなった後に小雨が降り続いて寒くなったりもします。中国では古くからこの清明節の時期に、ご先祖様の墓参りや「踏青(とうせい)」という野にでて春の緑を満喫する行事がありました。

七十二侯

二十四節気(にじゅうしせっき)は半月毎の季節の変化を示していますが、これをさらに約5日おきに分けて、気象の動きや動植物の変化を知らせるのが七十二候(しちじゅうにこう)です。二十四節気と同じく古代中国で作られました。二十四節気が古代のものがそのまま使われているのに対し、七十二候は何度も変更されてきました。

第十二侯:玄鳥至(つばめきたる)

時期:4月4日〜8日頃
燕が南の国から渡ってくる頃。その訪れは本格的な春の訪れと農耕のシーズンが始まる象徴とされています。「玄鳥」(げんちょう)とは燕の異名です。また、その昔は渡りの実態が正しく認識されていなかった時代には、燕は常世国(とこよのくに)から飛来するなどといった伝説もありました。

第十三侯:鴻雁北(こうがんかえる)

時期:4月9日〜13日頃
冬を過ごした雁(がん)が北へ帰っていく頃。雁は夏場をシベリアで、冬は日本で過ごす渡り鳥です。雁は「かり」とも呼ばれています。季節の訪れとともにその姿を候鳥として、春に飛来し秋に去る燕と対をなして、暮らしや文学の上で親しまれてきました。

第十四侯:虹始見(にじはじめてあらわる)

時期:4月14日〜4月19日頃
春が深くなり、雨上がりにきれいな虹が見え始める頃。淡く消えやすい春の虹も次第にくっきりしてきます。虹は古来世界中で様々な神話と結びつけられてきました。日本語の「ニジ(古くはヌジ)」という言葉は、蛇の古語である「ナギ(ナジ)」から来ているという説があるそうです。

おすすめの清明の過ごし方と行事

花祭り

4月8日に「花祭り」が行われます。(5月8日に行うところもあります)
花祭りは、仏教を開かれたお釈迦さまの誕生日を祝う行事です。
お釈迦様の誕生されたことを祝う日として、仏教寺院で行われる行事の中で最も華やかなお祭りになっています。花祭りという名前は通称で、別名に以下の名前があります。
灌仏会(かんぶつえ)
降誕会(ごうたんえ)
龍華会/竜華会(りゅうげえ)
など。
花で飾られた「花御堂」にお釈迦様の誕生の姿を表した「誕生仏」が安置され、その頭上から甘茶をかけてお参りします。この日に振る舞われた甘茶を飲むと、無病息災になると言われています。

春雨

この時期に降る、シトシトと降る弱い雨のことを「春雨」といいます。これから芽を出す草本にとっては恵みの雨ともなるのですが、その一方で、すでに咲いている桜の花などを散らすことから、「花散らしの雨」とも呼ばれています。

この時期の花

日本人は古くから季節の移り変わりを愛でました。日々の暮らしの中に花を取り入れて、季節の移り変わりを感じてみませんか。ここではこの時期の花をご紹介します。

ヒエンソウ(飛燕草)
属名のDelphinium(デルフィニウム)は、ギリシア語でイルカを意味する「delphis」を語源とし、この植物のつぼみの形がイルカに似ていることに由来し、花言葉の「清明」は、やわらかく重なりあった花びらの質感やその花色など、デルフィニウムのソフトでさわやかな印象に由来するともいわれます。

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