奇石・巨岩が迎える石老山(せきろうさん)へ

  • 2018年12月2日
  • 2019年4月6日
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一度は行ってみたいと思っていながら、なかなか行けなかった「石老山(せきろうさん)」へやっと行ってきました。

なぜ行きたかったかというと、私は巨岩が大好きなんです。
巨石をみると古代の人々は、この巨岩に何を祈り感じてきたんだろうと思います。
ただここに在る岩。でもただ在るだけではない。

古代の人々は、自然と密着した暮らしをしてきました。
この自然は私たちにたくさんの恵みをもたらしてくれますが、ときには猛威を震うこともあります。
祖先たちはそこに人知を超えたものを感じ、木、草、山、川、岩、風、雷など
あらゆる自然物に神が宿ると信じ、それらを恐怖や畏怖の念をもって崇拝してきたそうです。

私が生まれる何百年前からあるこの奇石・巨岩。
古代の人々が込めた祈りと想いを感じながら登拝をしてきましたので、
少しですがご紹介したいと思います。

石老山は、神奈川県の相模湖の南岸にあり、登る途中に眼下に広がる相模湖や、対岸の陣馬山から景信山にかけての展望がとても素晴らしい山です。
標高は702m。

石老山という名前のとおり、この山には屏風岩や仁王岩というコケむした巨岩があり、中腹にある顕鏡寺も寺のいわれに大岩に関する言い伝えがあります。この岩は礫岩で、対岸の陣馬山などの関東山地から削り出された砂や礫が相模川沿いに堆積し、その砂礫が北上してきた丹沢山塊の圧力で造られた二次的な山となります。

顕鏡寺を開いたのは源海法師で、この山域が「古い石の山」ということから山号としました。
父の道志法師とともに住んだとされる巨石の窟を「道志岩窟」といいます。

同じく顕鏡寺にある「蛇木杉(じゃぼくすぎ)」は、樹齢400年以上と言われ、樹の太さは6.3mあり石老山の中で最大の杉です。杉の根、二本が地上に露出しており、その姿は蛇が横たわっているように見えるところから蛇木杉と名付けられました。また二本の根を雄龍、雌龍と言います。

そしてそして、参道を中心にたくさんの苔生す巨岩が杉の巨木とともに点在します。それぞれの岩には「言い伝え」があり、それぞれの岩の箇所に説明プレートがたっています。これを読みながら巨岩たちに触れていくと神秘的な不思議な力を感じます。
その中でも「滝不動」は、樹木が繁茂する岩が重なりあった岩屋があり、その中には不動明王が安置されていました。岩屋の前の大石には蛇龍の石像があり、その上から落ちる滝がふりかかるところから滝不動と言われ、その昔は参拝者がこの滝の水を浴び身を清め祈願したとも言われています。今は顕鏡寺本堂に安置されているそうです。

この他にもたくさんの巨岩がありますので、古代の人々の祈りや自然の力強さを感じに石老山へ行かれてみてはいかがでしょうか。

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