今日は雛祭りですね!
雛祭りと言えば、日本では女の子のすこやかな成長を祈る節句の年中行事
そして、成長を祈って雛人形を飾りますよね
この雛人形のモデルって誰なんでしょう?
色々諸説ありますが、私はこの説が一番好きです。
古事記にでてくる、アマテラスとスサノオが、お雛様とお内裏様ではないか?説です。
この二柱の神様がイザナギの禊から生まれた姉弟だというのは有名な話ですが、実はこの二柱の神様がお雛様とお内裏様であるという説もあるそうなのです。
皆さん、古事記の「アマテラスとスサノオの誓約」はご存知ですか?
父の逆鱗に触れ、追放の令をうけたスサノオは、姉・アマテラスが治める高天原を訪ねます。国を奪いに来たのかと疑う姉に潔白を証明するため、スサノオは誓約(うけい)を提案します。二柱はお互いの持ちものを取り替え、スサノオの心に邪念がないかどうかを占う儀式を行います。
誓約は高天原をはさんで天安河(あまのやすかわ)をはさんで、その両岸にふたりが立つことで始まりました。最初にアマテラスがスサノオがもっていた十拳剣を三段に折り、それを天真名井の水につけて、そのままばりばりと口の中でくだいた後に大きく息を吹き出しました。すると、吐息から3人の女神(多紀理毘売命、多岐都比売命、市寸島比売命 )が誕生しました。
一方、スサノオはアマテラスの角髪にあった八尺瓊勾玉を口の中でくだき、大きく息を吹き出しました。すると、その吐息から5人の男神(天忍穂耳命、天忍穗耳尊命、天之菩卑能命、天津日子根命、活津日子根命、熊野久須毘命)が誕生しました。
これにより、「心優しい女神を生んだ私に邪念などあるはずがない」とスサノオは宣言をするのです。
この後も少しお話しは続くのですが、、、
ここで思い出してほしいのが雛壇飾りです。
このお話しに登場する三柱の女神と五柱の男神。。。何か気づきませんか?
そうなんです!
なんと三人官女と五人囃子の人数とぴったり!三人官女はアマテラスが生み出した女神で、五人囃子はスサノオから生まれた男神だと言われています。
このことから、
お内裏様 ▶︎ スサノオ
三人官女 ▶︎三柱の女神(多紀理毘売命、多岐都比売命、市寸島比売命 )
五人囃子 ▶︎五柱の男神(天忍穂耳命、天之菩卑能命、天津日子根命、活津日子根命、熊野久須毘命)
という説があるそうです。
日本の節句には、古事記からきているのでは?という説もあるそうなので、
そういったことを意識して古事記を読むのもまた楽しいですよね!
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