十二支(干支)は植物の成長過程を示すもの。

あけましておめでとうございます。
本年もよろしくお願いいたします。

新年第一回目の投稿は、
十二支(干支)に纏わるお話をご紹介します。

これらを見た時、何を思い浮かべます?

子(ね)・丑(うし)・寅(とら)・卯(う)
辰(たつ)・巳(み)・午(うま)・未(ひつじ)
申(さる)・酉(とり)・戌(いぬ)・亥(い)

十二支(干支)のはじまりは、中国の殷王朝(いんおうちょう 紀元前17世紀頃~紀元前11世紀頃)で考えられた暦。十二支(干支)と聞くと動物を思い浮かべるかと思いますが、古くは、植物の”状態”を意味するものだったそうです。
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植物の芽が出て、成長する様
花が咲き、実がなってやがて枯れる様
そして、その種がまた再生するまでの様子
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植物の自然の摂理を12段階に表現したといいます。

具体的にひとつひとつにはこのような意味があります。

種になりこれから生命が誕生する状態
種から芽が出ようとする状態
土から芽を出した状態
茎や葉が大きくなる状態
茎や葉がよく育ち形が整った状態
植物が完全に成長した状態
植物の成長が止まり、衰えてきた状態
実がなり始める状態
実が大きくなっていく状態
実が熟した状態
植物が枯れている状態
植物が種に生命を閉じ込めた状態

今の動物になったのは、より民衆に広めるために殷の国の天文学者が12個の文字を残したまま、親しみのある十二支の動物を割り当てたそうです。
それがやがて、時刻や方位、年を表すものとして使われるようになったのです。
(※十二支の由来には、諸説あります。)

最初は、十二支(干支)と植物とは全く関係がないと思っていました。
でもこうして見てみると、深く植物が関わっていることがよくわかります。
十二支(干支)が動物ではなく、本来は植物の成長過程を表わしていたとは驚きです。私たちは、植物から時間や生命の流れを教えてもらっています。これからも植物のある生活を大事にし、自然を感じながら日々を大切に暮していきたいなと思います。

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