古代から受け継がれる大嘗宮

  • 2019年11月27日
  • 2020年2月18日
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皇居東御苑に作られた大嘗祭の舞台である大嘗宮の一般参観が始まりました。
大嘗宮の公開は、11月21日から12月8日の18日間。
大嘗宮は大嘗祭のために作られたもので、一般参観が終わった後に取り壊されるということで見学に行ってきました。

大嘗祭とは?

大嘗祭とは、日本の天皇が皇位継承に際して行う宮中祭祀であり皇室行事です。
新天皇が即位した後に新穀を神々に供え、自身もそれを食する。その意義は、大嘗宮において、国家、国民のために、その安寧、五穀豊穣を皇祖天照大神及び天神地祇に感謝し、また祈念すること。

大嘗宮とは?

大嘗宮は、天皇が即位後、初めて新嘗を皇祖・天神地祇(てんじんちぎ)に供えられ、自らも召し上がり、国家・国民のためにその安寧と五穀豊穣などを感謝し祈念する大嘗祭の中心的な儀式「大嘗宮の儀」のために造営されたものです。大嘗宮の儀では、2019年11月14日の夕方から夜にかけて「悠紀殿供饌(ゆうきでんきょうせん)の儀」が行われ、翌15日の暁前に「主基殿供饌(すきでんきょうせん)の儀」が行われました。

大嘗宮の建物

1.悠紀殿(ゆきでん)
悠紀殿供饌の儀において天皇が神饌(新嘗をもって調製された御食・御酒など)を供え、拝礼の上、御告文を読み、自らも食した建物

2.主基殿(すきでん)
主基殿供饌の儀において天皇が神饌(新嘗をもって調製された御食・御酒など)を供え、拝礼の上、御告文を読み、自らも食した建物

3.廻立殿(かいりゅうでん)
大嘗宮の儀に先立ち天皇皇后両陛下がお召し替えなどをされた建物

4.雨儀御廊下(うぎおろうか)
儀式中に天皇陛下がお通りになった、屋根の付いた廊下

5/6.帳殿(ちょうでん)
皇后陛下が、御拝礼のためにお出ましになった建物

7/8.小忌幄舎(おみあくしゃ)
男子皇族が参列された建物

9.殿外小忌幄舎(でんがいおみあくしゃ)
女子皇族が参列された建物

10/11.膳屋(かしわや)
神饌を調理した建物。 10からは悠紀殿まで、11からは主基殿まで、それぞれ行列を立てて、神饌が持ち運ばれた。

12.南神門(みなみしんもん)
大嘗宮の中心部分を長方形に仕切る柴垣の東西南北及び雨儀御廊下の中央に設けられた5つの門の一つ。

13/14.楽舎(がくしゃ)
楽師が奏楽を行った建物。

15/16.庭積帳殿(にわづみのちょうでん)
各都道府県の特産である農林水産物(庭積の机代物)が供えられた建物。

17/18.風俗歌国栖古風幄(ふぞくうたくずのいにしえぶりのあく)
楽師が、歌(悠紀地方及び主基地方の風俗歌と国栖の古風)を奏した建物。

19.威儀幄(いぎあく)
武官の装束(黒色または緋色の衣)を着た者(威儀の者)が着座した建物。

20.衛門幄(えもんあく)
武官の装束(はなだ色の衣)を着た者(衛門)が着座した建物。

21.庭燎舎(ていりょうしゃ)
庭火を焚いた建物。

22.斎庫(さいこ)
新穀を保管した建物。

23.幄舎(あくしゃ)
参列議員が着席した建物。

24.黒木灯籠(くろきとうろう)
皮付き丸太で造られた灯籠。

その他の豆知識

皇祖とは?

皇祖とは天皇家の祖とされる神。初代天皇の神武天皇の五世の祖(高祖父の父)とされる(伊邪那岐命 – 天照大御神 – 天之忍穂耳命 – 邇邇芸命 – 火遠理命 – 鵜草葺不合命 – 神武天皇、と連なるとされる)。現在では天照大御神を指し、皇大神宮(伊勢神宮内宮)をはじめとする神明神社に祀られています。

天神地祇(てんじんちぎ)とは?

天津神と国津神の全ての神のことを言います。天津神・国津神は、日本神話に登場する神で、大国主など、天孫降臨以前からこの国土を治めていたとされる土着の神(地神)を「国津神」、天照大神などがいる高天原の神を「天津神」と言います。

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