エッセンシャルオイル(精油)の香りは、「ノート」によって分けることができます。
「ノート」とは音符/香調のことで19世紀にフランス、イギリスで活躍した調香師セプティマス・ピエッスが香りを音になぞらえて考案した言い方です。著書「The Art of Perfumecy」には五線譜に6オクターブ以上にわたってそれぞれの音階に対する香料が書かれています。
高い音階には揮発率の高い軽い香りを割り当てトップノート
その中間にはミドルノートとしました。
この3つの中からエッセンシャルオイル(精油)をバランスよく選び合わせると、
調和のとれた音階(芳香)作りだすことができ、芳香を長い時間楽しむことができます。
ご参考までに、バランスのいい比率は、トップ(4):ミドル(4):ベース(2)が良いと言われています。
それでは各ノート別にご紹介していきます。
トップノートのエッセンシャルオイル(精油)
トップノートは、ノートの中で揮発速度が最も速く、最初に広がる「先立ち」の香りです。グレープフルーツやペパーミントなど、すばやく香り蒸発するエッセンシャルオイル(精油)に多く存在します。
10~30分程度で香りは消えてしまいますが、第一印象を与える大切な香りです。
フレグランスなどを作成する時は、自分の第一印象をどうしたいかを考えて香り選びをするのも良いかもですね。
ミドルノートのエッセンシャルオイル(精油)
ミドルノートは、揮発速度が速いトップノートと、香りの持続性が高いベースノートの中間です。香りの持続時間は30分~2時間程度で、フレグランスを作成する時は一番角となる部分で中心的な役割を果たす大切な香りです。
ベースノートのエッセンシャルオイル(精油)
ベースノートは、ノートの中でも揮発速度が最も遅く、2時間~半日ほど香りが持続します。ブレンド全体をまとめ持続性も高めるため、保留材としての役割も果たします。落ち着いた香りのものが多く、深みと安定感を与えてくれます。
フレグランスの作り方
上記でご紹介したエッセンシャルオイル(精油)のバランス(トップ(4):ミドル(4):ベース(2))を意識して、オリジナルのフレグランスを作ってみましょう!
10ml分のフレグランス
- 無水エタノール: 10ml
- 精油:20滴
- 容器
選んだエッセンシャルオイルを1滴ずついれ香りを確認しながらブレンドしていきます。この時ブレンドする順番はベース→ミドル→トップの順にブレンドしていって下さい。香りの確認しながら入れるエッセンシャルオイル(精油)の割合を決めていきます。エッセンシャルオイル(精油)をすべてブレンドをしたら無水エタノールを入れて1ヶ月間寝かせて完成です。作成してすぐも使用できますが、寝かせることによって香りが綺麗に混ざりあいより深い香りへと熟成されます。
※エッセンシャルオイルは、勉強中のため新しい知識が入りしだい随時追記していきます。(参考文献をみる)
当サイトで紹介しているエッセンシャルオイル(精油)の特徴、効果、仕様、アロマセラピーの実践などによって生じたトラブルに対する責任を負いかねます。ご理解の程、何卒よろしくお願いいたします。