私の大好きなエッセンシャルオイル(精油)のご紹介です。
今回は『ローズマリー』です。
それでは、どんなエッセンシャルオイル(精油)かみていきましょう!
ローズマリーのストーリー・植物の特徴
ローズマリーの学名は「Rosmarinus officinalis」。「Rosmarinus」とはラテン語で「海のしずく」という意味であり、海辺の土地でもよく育つシソ科の常緑性低木です。原産は地中海沿岸で、現在ローズマリー精油の産地として多いのは、フランス、チュニジア、スペイン、モロッコです。
古代エジプトでは王の墓に焚かれ、古代ギリシャやローマでは忠誠心、死、記憶の象徴とされました。ヨーロッパではローズマリーの花冠は信頼と誠実を表し、ハンガリー女王がローズマリーを漬けた水で美を取り戻したため、若返りの象徴ともされています。また、邪気をはらうと考えられていたローズマリーは、古くから伝染病の予防にも大きな役割を果たしてきました。フランスの病院では、長い間、ローズマリーやジュニパーの小枝を炊いて病院の空気の浄化をしていました。
エジプトのファラオの墓では、副葬品としてローズマリーの小枝が見つかっています。古代ギリシャ人は強烈な香の放つローズマリーを、お香を意味する言葉で読んでいました。お香は宗教儀式で女神アフロンディーテに捧げられていましたが、当時本物のお香はとても高価で貴重なものだったため、裕福な上層階級以外の人々は代わりにローズマリーを燃やし、お香の代わりとして使われていました。
ローズマリーの効果・効能
体への作用
神経を強壮し活性させるので、脳がすっきりし集中力を高めてくれます。記憶力が低下しているなと感じる人にもおすすめです。また、体を温めてくれるので、肩こりや腰痛などのこりや痛み、リウマチ、月経痛を改善するのに適しています。
肌への作用
頭皮の血流を改善するので、頭皮マッサージに最適です。
心への作用
ローズマリーは伝統的に「自信を高めるハーブ」として無気力と憂うつに古くから処方されていました。自己信頼を高め、心を強くしてくれるので、自信がない方や色々考えこんでしまう人におすすめです。また、記憶のハーブとも言われるローズマリーは、愛する人々の記憶を蘇らせるばかりではなく、私たちが進む真の道も思い出させてくれます。
【まとめ】注目すべきローズマリーの効果・効能
・脳をすっくりさせ集中力を高めてくれる香り
・肩こり、腰痛などのこりや痛みにおすすめ
抗菌作用・抗カタル作用・抗真菌作用・抗感染作用・抗リウマチ作用・鎮經作用・血流促進作用・心臓強壮作用・駆風作用・健脳作用・催胆作用・利尿作用・通経作用・去痰作用・肝臓強壮作用・血圧上昇作用・結石溶解作用・神経強壮作用・性的強壮作用・強壮作用・鎮痛作用(頭痛等)・神経への刺激作用・消化促進作用・消化器強壮作用・筋肉弛緩作用・収れん作用・セルライトの改善・頭皮への刺激・強壮作用・抜け毛の防止・フケの防止・育毛促進・白髪の防止
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ローズマリーの花言葉 「追憶」「思い出」「あなたは私を蘇らせる」「記憶」「貞節」「誠実」「変わらぬ愛」「私を思って」「静かな力強さ」「忠誠・献身」 花言葉の由来 花名の由来 ローズマリーは料理だけでなく、アロマを始め幅広く使用され、若がりの[…]
おすすめの使い方
肩こり・腰痛・筋肉痛のケアに
ローズマリーは、体を温めて痛みを和らげてくれるので、肩こり・腰痛・筋肉痛のケアにおすすめです。ブレンドオイルを作って気になる部分をマッサージしてみてはいかがでしょうか?
✔️ローズマリー 2滴
✔️ペパーミント 1滴
✔️キャリアオイル 10ml
集中力アップしたいときに
受験勉強や会議…集中したいのにどうしてもできない。そんな時には、頭をクリアにして集中力を高めるのに役立つエッセンシャルオイル(精油)での芳香浴がおすすめ。ハンカチなどに染み込ませてゆっくり香りを吸い込んでみましょう。
✔️ローズマリー 1滴
✔️オレンジスウィート 2滴
✔️ベルガモット 2滴
お肌のケアにハンガリアンウォーター
ローズマリーで有名なエピソードといえば「ハンガリアンウォーター」ではないでしょうか。当時、老齢のために体調を崩していたハンガリー王妃へ、イタリアの修道院からローズマリーのチンキ(ハーブをアルコールで漬け込んだもの)が献上されました。ハンガリー王妃は、そのチンキを使ったところ、健康を取り戻しただけではなく、隣国の20代の王子からプロポーズもされたことから、このローズマリーのチンキは“ハンガリー王妃の水(ハンガリアンウォーター)”と呼ばれ、“若返りの水”の別名も持っています。
▼作り方はこちらをご覧ください。
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おすすめのブレンド
information
学術名 | Rosmarinus officnalis |
科名 | シソ科 |
抽出部位 | 枝先 花 |
抽出方法 | 水蒸気蒸留法 |
Note | ミドル |
注意事項
✔️妊娠期の多量使用は避けて下さい。
✔️高血圧の方は多量使用は避け下さい。
※エッセンシャルオイルは、勉強中のため新しい知識が入りしだい随時追記していきます。(参考文献をみる)
アロマセラピーは医療ではありません。また、エッセンシャルオイル(精油)は医薬品ではありません。心身の健康に良い影響をもたらしますが、あくまでも補助的な手段だとお考えください。エッセンシャルオイル(精油)やアロマ関連の製品を使用の際は、取扱説明書や注意事項をよく読み、正しくお使いください。妊娠中の方をはじめ、持病がある方、高齢者の方は使用できないエッセンシャルオイル(精油)があります。また、健康状態に気になることがある方や、医療機関で治療中の方は、必ず医師や専門家に相談の上、安全にお使いください。
当サイトで紹介しているエッセンシャルオイル(精油)の特徴、効果、仕様、アロマセラピーの実践などによって生じたトラブルに対する責任を負いかねます。ご理解の程、何卒よろしくお願いいたします。