エッセンシャルオイル(性質)も、中医学の概念による「四気」「湿度」という体・心を温める性質・冷やす性質などに分類することができます。ここでは、性質ごとにご紹介していきます。
四気とエッセンシャルオイル(精油)
中医学の中では「四気」という概念があります。これは食べ物や薬などが、体を温める性質か、冷ます性質かに分ける分類法の一つです。
エッセンシャルオイル(精油)は、この「寒」「涼」「温」「熱」の四気、または「平」を加えた五性という分類をすることができます。
「寒」・「涼」は熱を冷ます作用を示し
「温」・「熱」は冷えを温める作用を示します。
「平」はどちらでもないものを示します。
「寒」熱を冷ます性質
消炎作用・解熱作用を示し熱を冷まします。
代表的なエッセンシャルオイル(精油)
ペパーミント
「涼」寒より弱い冷やす作用の性質
消炎作用・解熱作用を示し熱を冷まします。
代表的なエッセンシャルオイル(精油)
イランイラン ・サイプレス・ゼラニウム・レモン
「温」体を温める・新陳代謝をよくする
代表的なエッセンシャルオイル(精油)
シダーウッド・ティートゥリー・マージョラム
「熱」体を温より強く温める・新陳代謝をよくする
代表的なエッセンシャルオイル(精油)
ジュニパー・ジンジャー
「平」冷やしも温めもしない
代表的なエッセンシャルオイル(精油)
クラリセージ
「寒」・「涼」と「温」・「熱」は陰陽の関係でもあります。(※違う場合もあります)
陰陽の均衡が保たれていれば健康ですので、陰に傾いた冷えた症状には陽のエッセンシャルオイル(精油)を使用します。
逆に陽に傾いた熱性の症状には、陰のエッセンシャルオイル(精油)を使用します。あるいは、陰・陽どちらかに強く偏りすぎている時は、同質のエッセンシャルオイル(精油)を使用します。(陽には陽、陰には陰)これは「陰極まれば陽に転じ 陽極まれば陰に転ず」の法則に則ったものとなります。
湿度とエッセンシャルオイル(精油)
「湿」保温する性質
代表的なエッセンシャルオイル(精油)
イランイラン・ベティバー
「平」湿度の変化をさせない性質
代表的なエッセンシャルオイル(精油)
オレンジスウィート
「燥」乾燥させる性質
代表的なエッセンシャルオイル(精油)
フランキンセンス・ローズマリー
※エッセンシャルオイルは、勉強中のため新しい知識が入りしだい随時追記していきます。(参考文献をみる)
当サイトで紹介しているエッセンシャルオイル(精油)の特徴、効果、仕様、アロマセラピーの実践などによって生じたトラブルに対する責任を負いかねます。ご理解の程、何卒よろしくお願いいたします。