アロマトリートメントの良さ
アロマセラピーの真髄とも言われる「トリートメント」。
エッセンシャルオイル(精油)をキャリアオイル(植物オイル)に希釈したトリートメントオイルを皮膚に塗布しながら、優しいタッチの手技でトリートメントを行うと、トリートメントによって血液やリンパの流れが良くなり、筋肉や関節が緩みコリなども緩和します。
皮膚から吸収されたトリートメントオイルは表皮から真皮まで浸透していきます。トリートメントオイルは分子が小さいので皮膚の保護膜を通過し、血液やリンパ液まで働きかけます。そして各臓器に天然の植物パワーが伝わり良い成分が体内に吸収されます。 また、トリートメントをおこなっている際にかおってくる香りが自律神経にも働きかけ、ホルモンバランスが整うことで、ストレスによる疲労や体調不良などにも効果がり、心と身体の両面にアプローチできるのがアロマセラピーのトリートメントです。
皮膚は「飛び出た脳」とも言われ、脳の中をさわることは出来ませんが、皮膚を優しくなでることが脳を癒すことにもつながっています。
<注意>
敏感肌・アレルギーをお持ちの方は、必ずアロマトリートメントを行う際は、必ずパッチテストを行なって下さい。
簡単なアロマトリートメントのやり方
ここではアロマトリートメントの一例をご紹介します!よろしければお役立てください。
お二人で行う場合
◆腹部のアロマトリートメント
大さじ1杯のボディオイルを両手で腹部にまんべんなく塗ります。片手で5分間、時計回りに優しくマッサージをします。
◆背中のアロマトリートメント
大さじ1杯のボディオイルを両手で背中全体に塗ります。背骨に沿ってその両側を、親指で小さな円を描くようにしながらマッサージし、腰部からゆっくりと首あたりへのぼっていきます。上までいったら、手のひらで背骨をのばすように(大きな円を描くようにしながら下へ向かって)なでます。10〜15分間、これからの動作を数回繰り返します。
◆足のアロマトリートメント
大さじ1杯のボディオイルを両手にとり、両足全体に塗ります。片足ずつ順番に下から上へやさしくなでるようにマッサージします。10〜15分間これらの動作を数回繰り返します。(静脈瘤がある場合は、その箇所を圧迫しないように気をつけること)
エッセンシャルオイル(精油)は、必ずキャリアオイル(植物油)などで希釈してからご使用をしてください。基本的な作り方をご紹介します。
1)ビーカーなどに使用したいキャリアオイル(植物油)を図りとる
2)エッセンシャルオイル(精油)を入れてまぜる。
3)「2)」の溶液を遮光瓶に移し保存する。
※身体用は1~2%程度の濃度、顔用には0.5%程度の濃度で作ります。
エッセンシャルオイル(精油)1滴が0.05mlなので、キャリアオイル(植物油)の量によって計算して入れる敵数を決めます。5mlのキャリアオイル(植物油)に1滴で1%濃度、2滴で2%濃度となります。
なので1%濃度の30mlのアロマトリートメントオイルを作りたい場合は、
30ml÷5ml = 6滴が1%濃度となり、2%濃度にしたい場合は2倍の12滴となります。
アロマトーリトメント後の注意点
エッセンシャルオイル(精油)を体に浸透させましょう!
エッセンシャルオイル(精油)を使ってアロマトリートメントをした後は、エッセンシャルオイル(精油)が皮膚から吸収され全身を巡るのに約2時間かかると言われています。せっかくのエッセンシャルオイル(精油)の効果をしっかり体に浸透させるために、当日のお風呂は湯船に浸かっても大丈夫ですが、ごしごしと体を洗ったりするのは避け、できればアロマトリートメントを受けてから約3時間くらいあけた方がおすすめです。
老廃物をしっかりだしましょう!
「アロマトリートメント=体内のおそうじ」でもあります。
リンパをはじめ体内に滞っていた老廃物を排出するきっかけをアロマトリートメントで作ることによって体がデットクス状態に入っていきます。
体のリンパや体液を流すことによって一時的に不要なもの(老廃物)が体を巡るので、だるくなったり熱を出す方がいらっしゃいます。これもデトックス状態の一環なのでそれだけ体の中に老廃物が溜まっていたということでもあります。しっかり出し切った後はすっきりしますので、しっかり老廃物を排出するためにアロマトリートメント後は水分が常温のお水・白湯・ハーブティーなどをこまめに飲んで老廃物を外へだしましょう!
※エッセンシャルオイルは、勉強中のため新しい知識が入りしだい随時追記していきます。(参考文献をみる)
当サイトで紹介しているエッセンシャルオイル(精油)の特徴、効果、仕様、アロマセラピーの実践などによって生じたトラブルに対する責任を負いかねます。ご理解の程、何卒よろしくお願いいたします。